2段抽出法(読み)にだんちゅうしゅつほう

世界大百科事典(旧版)内の2段抽出法の言及

【標本調査】より

…これは,たとえば全国の世帯の中から標本をとるとき,世帯を直接抽出しないで,まず全国の市区町村の中から一部の市区町村を選び,次に選ばれた市区町村で一部の世帯を選ぶというように,何段階かの異なる抽出単位(市区町村,世帯など)の抽出を繰り返し,最後に目的の抽出単位を抽出する方法である。このとき,最終抽出単位に至るまでの段数に応じて2段抽出法,3段抽出法などと呼ばれる。多段抽出法は,全国の世帯から直接世帯を抽出するのでは調査費用がかさむからというように,通常は,調査地域の分散化,一様化を避けることによる費用の節減をねらって採用されることが多い。…

※「2段抽出法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む