3-3共鳴(読み)さんさんきょうめい

世界大百科事典(旧版)内の3-3共鳴の言及

【素粒子】より


[ハドロンの共鳴状態]
 π中間子と陽子の散乱現象では,全断面積は入射エネルギーが200MeVあたりを中心に急に増大して鋭い山をつくる。これが3‐3共鳴と呼ばれる最初に見つかった共鳴状態でΔ粒子と呼ばれている。この状態は10-23秒というきわめて短い時間しか存在しないが,一定の質量,角運動量などをもち,寿命が短いという点を除いて考えると安定なハドロンと大差なく,この共鳴状態も素粒子とみなせる。…

※「3-3共鳴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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