C-P理論(読み)しーぴーりろん

世界大百科事典(旧版)内のC-P理論の言及

【プレビッシュ報告】より

…しかし発展途上国の多くは植民地としての経験をもち,現実には植民地本国との間に構造的な相違が存在する。彼が独自に展開した中心国―周辺国理論(C‐P理論)によると,現在の世界経済は,技術が進み工業が発達した中心国と,一次産品生産に極端に偏ったいわゆるモノカルチャー経済構造をもつ周辺国peripheryとに分けられる。そして,周辺国である植民地が中心国である本国から輸入する,工業品に対する需要の所得弾力性は大きいのに対し,周辺国が本国へ輸出する一次産品に対するそれは小さく,その結果,この両地域で所得の成長に格差が生じるか,それとも貿易バランスが周辺国に不利化せざるをえない。…

※「C-P理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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