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F1品種 えふわんひんしゅ/F1ひんしゅ first filial hybrid

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知恵蔵2015の解説

F1品種

異なる系統や品種の親を交配して得られる作物や家畜の優良品種のこと。1代目の雑種の子では、大きさ、耐性、収量、多産性などで、両親のいずれをもしのぐことがあり、20世紀初頭、米国でトウモロコシにおいて初めて開発され、生産量は増大した。現在の日本のほとんどの市販野菜はF1品種。子を生ませる必要のない、食肉用のブタやニワトリなどでもF1品種が飼育されている。イネなどの作物では、花の中に雄しべ雌しべが同居(自殖性)していて雑種を得るための交雑が容易でないため、花粉を作らない雄性不稔品種が開発されている。ハイブリッドライスは、自然界から探し出してきた雄性不稔遺伝子を交配法によって導入している。現在では、組み換えDNA技術を用いた遺伝子組み換え雄性不稔株が、自殖性、他殖性の作物で開発されている。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

F1品種

一世代に限り、収量が安定して形がそろった作物ができる品種。現在、流通している野菜のタネの多くを占めている。優れた作物ができるように、異なる性質の親株を人工的にかけ合わせて種を作る。国内では1948年、タキイ種苗(京都市)がF1のトマトを発売。以後、キャベツ、白菜などに種類が増え、50年代から全国に広がった。国内でまかれている野菜の種の8~9割は海外で採られており、F1品種の多くも種苗会社が海外で生産したものだ。サカタのタネ(横浜市)のブロッコリーのF1の種は世界で6割を占める。

(2012-12-26 朝日新聞 朝刊 生活1)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

エフワン‐ひんしゅ【F1品種】

一代雑種

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