Himmler,H.(英語表記)HimmlerH

世界大百科事典(旧版)内のHimmler,H.の言及

【第三帝国】より

…この時期には内政面では,財界,外務省,陸軍に残る保守派が重要ポストから排除され,ナチ党指導部の対外進出の構想に基づいた国内秩序の方向づけが基本的に貫徹する。また,レーム事件以来突撃隊に代わって台頭して来た親衛隊Schutzstaffeln(SSと略す)がヒムラーHeinrich Himmler(1900‐45)を頂点にして,国家秘密警察(ゲシュタポ)と強制収容所を管理し,民族裁判所も加わって法治主義が決定的にゆがめられる〈親衛隊国家〉が登場する。対外的には,38年3月の独墺合邦,同9月のミュンヘン会談を経て翌39年3月にかけてズデーテン地方の奪取とチェコスロバキアの解体,そして39年8月には,衝撃的な独ソ不可侵条約を成立させて東方の安全を確保したうえで,同9月,ポーランドに進入して,英仏両国の対独宣戦布告をひきだし,第2次世界大戦の口火を切る。…

※「Himmler,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android