X-ray computed tomography
CTはコンピュータ断層撮影法(computed tomographyまたはconputerized tomography)の略。X線トモグラフィーとも。X線を対象物に照射し,透過したX線を検出することで対象物の材質や内部構造を知る。検出器のピクセルが小さいほど分解能が高く,微小領域を撮影できるが,扱える試料は小さくなる。さまざまな方向からX線を照射し,透過したX線の強度を測定することで,対象物内部の物質のX線吸収係数の空間分布を示す画像をコンピュータで再構成する。対象物の断面画像はCT画像,再構築計算で推定されたX線吸収係数はCT値と呼ばれる。堆積物試料や岩石・化石試料などの内部構造を示す高精度デジタル画像を非破壊で観察・解析することができる(X線CT解析:X-ray CT analysis)。堆積物や軟岩試料では密度の目安となり,比較的精度良くCT値を密度に換算できる。
執筆者:池原 研・小林 健太・清水 以知子
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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[医学利用]
医学における放射線利用ではX線写真撮影がもっともなじみ深いもので,診断技術としてきわめて広く利用されている。最近ではコンピューターで画像の再構成処理をするX線コンピューター断層撮影(X線CT)技術が進歩し,普及が著しい。X線のみでなく,加速器からの陽子(プロトン)を使用するプロトンビームCT,γ線や陽電子を放射する核種の標識化合物を対象とする局部に集中させ,放出されるγ線を計測するエミッションCTやポジトロンCTもある(CT検査)。…
※「X線CT」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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