世界大百科事典(旧版)内のacrosinの言及
【受精】より
…哺乳類精子では,先体突起は形成されない。先体反応に伴って放出される加水分解酵素の主要なものは,アクロシンacrosinと呼ばれるタンパク質分解酵素である。哺乳類精子では,ヒアルロニダーゼも主要な酵素の一つにあげられるが,含量には種による違いがある。…
【精子】より
… 先体は通常細胞の細胞小器官であるリソソームが特殊な分化を遂げた構造と考えられ,多くの加水分解酵素を含有する。最も重要なのはアクロシンacrosinと呼ばれる先体に特異的なタンパク質分解酵素である。ほかに酸性ホスファターゼ,非特異的エステラーゼ,ヒアルロニダーゼなどが含まれる。…
※「acrosin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」