世界大百科事典(旧版)内のadvaitavādaの言及
【不二一元論派】より
…サンスクリットでアドバイタAdvaitaと呼ばれる。この派の哲学的立場は不二一元論(アドバイタバーダadvaitavāda)といわれ,ウパニシャッドの梵我一如の思想を踏まえ,宇宙の根本原理ブラフマンは個人の本体であるアートマンとまったく同一であり,ブラフマンすなわちアートマンのみが実在し,それ以外のいっさいは無明またはマーヤー(幻力)に基づき,あたかも幻影のように実在しない。その大綱は,〈ブラフマン実在,世界虚妄,個我即ブラフマン〉と簡潔にまとめられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」