《Africanpoliticalsystems》(英語表記)Africanpoliticalsystems

世界大百科事典(旧版)内の《Africanpoliticalsystems》の言及

【政治人類学】より

…その後,P.G.ビノグラドフ,E.デュルケーム,M.ウェーバーらの研究を経て,20世紀にはいると人類学は対象とする文化に長期参加観察を行う実証的研究が主流となり,時系列に沿った進化説に代わって個別的な民族,文化の調査・研究の蓄積の上に立った比較社会学的な評価が始まった。A.R.ラドクリフ・ブラウン,B.K.マリノフスキーらの構造・機能主義がそれであるが,この立場からアフリカの政治制度の比較研究を試みたのがM.フォーテスとエバンズ・プリッチャードの編集した《アフリカの政治諸体系African political systems》(1940)である。2人は政治組織を(1)小地域社会で,血縁関係が政治現象と重なり合うもの,(2)血縁関係の発展した単系出自集団が政治的問題を扱うが,政府と呼ばれるような権威の集中,行政機構,司法制度をもたないもの,(3)明らかな政府(立法・行政・司法機関)をもち,富と地位が権威・権力の分布に対応しているものの三つに分類し,もっぱら(2)と(3)の実例をアフリカの諸部族から拾い出している。…

※「《Africanpoliticalsystems》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android