世界大百科事典(旧版)内のal-anbīqの言及
【酒】より
…しかし蒸留という技術の発見は古く,アリストテレス(前384‐前322)は物質の生成流転の仮説を証明するためブドウ酒を蒸留している。ヘレニズム文化の所産である蒸留機は,酒を加熱するフラスコとその口にかぶせてアルコールを含む蒸気を空冷するくちばし付きのキャップ(アンビクスambix)からなり,これを錬金術の道具として使ったアラブ人によりアンビークal‐anbīqとよばれた。現在のモルトウィスキー,コニャックをつくる蒸留機もほぼ同型でアランビックと称し,日本の焼酎のそれもランビキといわれていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」