世界大百科事典(旧版)内のallomorphの言及
【形態素】より
…このように形態素は現れる場所により異なる語形をとることがある。これを異形態allomorphという。すなわち,音素の連続で表される異形態/hako/と/bako/を代表して抽出されたものが形態素{hako}であって,普通は{ }にくくって表される。…
【形態論】より
…〈イッパイ,ニハイ,サンバイ〉という数え方から取り出される助数詞の/pai//hai//bai/は異なる形をしているが,/pai/は数詞1,/hai/が2,/bai/が3に接合して相補う位置を占めている。このように相補的分布をなす場合,これら三つの異形態allomorphは同じ形態素{hai}〈杯〉に所属する。(d)英語の動詞変化において,現在形のwork/wərk/〈働く〉の過去形worked/wərk‐t/から過去の異形態/t/が取り出される。…
※「allomorph」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」