世界大百科事典(旧版)内の《Almaviva》の言及
【セビリャの理髪師】より
…(2)ロッシーニがC.ステルビーニの台本に作曲,1816年ローマで初演した2幕4場のオペラ。パイジェロと競作するつもりもなかったロッシーニは,《アルマビバAlmaviva》または《無益な用心》という題で初演したが,パイジェロ一派の激しい妨害にあって初演は大混乱を招いた。しかし,原作のせりふのもつ快適なリズムとエスプリにかなったロッシーニ特有の,流麗で才気煥発,奔流のような音楽の魅力によってしだいに声価を高め,イタリア・オペラの代表作として愛好されている。…
※「《Almaviva》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」