世界大百科事典(旧版)内のAltdorfer,E.の言及
【アルトドルファー】より
…ドイツの画家。生地や初期の修業については不詳。早くからレーゲンスブルクに住み,終生この町ですごした。初期の作品は,自然や人物の描写にクラーナハあるいはデューラーの影響がうかがえる。彼はドナウ派の中心的な画家で,草創期の風景画芸術の発展に果たした役割はきわめて大きい。《ドナウウェルトの眺め》(《城のある風景》,1528ころ)は,人物を含まない純粋な油彩風景画としてはヨーロッパ最初の例とされ,そこには自然そのものに対する感情のめざめが見てとれる。…
※「Altdorfer,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」