世界大百科事典(旧版)内のAmīral-Mu'minīnの言及
【カリフ】より
…その時〈神の使徒(すなわちムハンマド)の代理〉という意味でハリーファ・ラスール・アッラーkhalīfa rasūl Allāhと称したのがカリフの呼称の最初である。第2代のウマル1世は,このアブー・バクルの代理ということで,最初〈神の使徒の代理の代理khalīfa khalīfa rasūl Allāh〉と称したが,称号が長くなって不便なので,途中から〈信者の長〉の意味のアミール・アルムーミニーンAmīr al‐Mu’minīnを用いた。その結果,以後のカリフはほとんどすべてこれを称号としており,史料に出るのもこれで,ハリーファではない。…
※「Amīral-Mu'minīn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」