世界大百科事典(旧版)内のAmagat,E.H.の言及
【圧力計】より
…60年にはR.ボイルが一端を閉じたU字管形のガラス管内の水銀柱を使って空気を圧縮し,U字管内の水銀柱の高さの差から圧力を測る実験によりボイルの法則を発見した。このように,水銀柱を使って圧力を発生し,同時に圧力を測定して気体や液体の圧縮率を測定する実験は19世紀末まで試みられ,1877‐79年にはカイユテLouis Paul Cailletet(1832‐1913)やアマガEmile Hilarie Amagat(1841‐1915)によってパリのエッフェル塔や炭鉱の縦坑を利用して水銀柱を立て,43MPaに達する実験がなされている。しかし液柱による圧力測定は0.4MPa(水銀柱で約4m)を超えると実用的でなくなる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」