世界大百科事典(旧版)内の《AmahlandtheNightVisitors》の言及
【メノッティ】より
…23歳のときに書いた処女作《アメリア舞踏会へ行く》はイタリア的なオペラ・ブッファであるが,39年にNBC放送のために書いたラジオ・オペラ《泥棒とオールドミス》以来自ら英語で台本を執筆し,舞台を現代のアメリカにとることによって,オペラを大衆に近づけることに成功した。第2次大戦後,現代社会の虚構をついた《霊媒》(1946),電話をめぐるコミカルな《電話》(1947),全体主義体制における亡命者の苦境を扱った《領事》(1950),テレビ・オペラ《アマールと夜の訪問者Amahl and the Night Visitors》(1951)などによって,オペラ作曲家としてまれにみる成功を収めた。《アマールと夜の訪問者》はクリスマスに必ず上演・放映されるほどで,アメリカでは最も数多く作品の上演されるオペラ作曲家である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」