世界大百科事典(旧版)内のAmin,S.の言及
【国際経済学】より
…このような“歴史なき民族”の現代舞台へのめざましい登場とともに,この学派は単線的発展史観を修正し,世界経済の重層的展開史を重視する新従属論(R.プレビッシュの従属論と区別された意味をもつ)を生み出している。エジプトの経済学者アミンSamir Amin(1931‐ )がその中心を占める。さらに生産の国際化を注視する多国籍企業論も近年の課題である。…
【植民地】より
…しかしフランクは,流通面における統合から短絡的にラテン・アメリカ内部の資本主義化を結論づけてしまった。(3)周辺部資本主義構成体説 アミンSamir Aminは,このようなフランクの欠陥を克服し,低開発の形成過程を先資本制構成体から周辺部資本主義構成体への移行過程と規定した。この移行のメカニズムは,貨幣循環の形成,外国貿易,外国資本投資の三つからなる。…
※「Amin,S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」