世界大百科事典(旧版)内のAmoore,J.E.の言及
【嗅覚】より
…その機能についてはよくわかっていないことが多いが,性的行動などに不可欠なにおいをこの器官でとらえているといわれる。
[嗅覚の立体化学説]
一方,においの受容に関する多くの学説が,20世紀はじめころから出ては消えていったが,最近のアムーアJ.E.Amooreによる〈立体化学説stereochemical theory〉(1962)は注目を集めた。つまり,においの受容は鍵と鍵穴の関係で説明できるという。…
【におい(匂い∥臭い)】より
…ツワールデマルカーH.Zwaardemarkerは9種の基本臭を考え(1895),またヘニングH.Henningは六つの基本臭を想定し,各臭を三角柱の各頂点に配し(においのプリズム),すべてのにおいはこの三角柱の表面上の点で表せると考えた(1916)。近年アムーアJ.E.Amooreは7種の原臭を考え,それを物質の分子構造と結びつけた(1962)。この説には,いくつか説明のつかない現象があるものの,においの立体化学説として広く受け入れられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」