anṣāb(その他表記)ansab

世界大百科事典(旧版)内のanṣābの言及

【歴史】より

…メディナは預言者ムハンマドとその教友(サハーバ)の,軍営都市はアラブ部族民の伝統を受け継ぎ,両伝統の融合と,アラビア語に翻訳された半ば伝説的なイランの帝王史《フダーイ・ナーマ》の影響のもとに,語の厳密な意味におけるイスラム史学は成立した。
[歴史叙述アフバールの誕生]
 前イスラム時代のアラブの伝承には,部族同士の戦いの伝承アイヤームayyāmと部族の系譜アンサーブanṣābとがあった。メディナにおいてアイヤームはムハンマドの戦いの記録マガージーmaghāzīへと発展し,それはイブン・イスハークによって預言者の伝記シーラsīraへと発展させられた。…

※「anṣāb」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android