世界大百科事典(旧版)内のAntonioni,M.の言及
【ネオレアリズモ】より
…それは,《神の道化師・フランチェスコ》(1949)を基軸にしたロッセリーニの〈宗教的救済への旋回〉から始まり,フェリーニの《道》(1954)に受け継がれて〈象徴的ネオレアリズモ〉に至る形をとった。あるいはまた,ミケランジェロ・アントニオーニMichelangelo Antonioni(1912‐ )は処女作《ある愛の記録》(1950)から《情事》(1960)に至る流れのなかで〈内的レアリズモ〉を完成する。ビスコンティは《夏の嵐》(1954)で〈ネオレアリズモ〉からリアリズムへの道に移行する。…
※「Antonioni,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」