世界大百科事典(旧版)内のaphislionの言及
【クサカゲロウ(臭蜻蛉)】より
…卵の多くは緑色をし,長径1mm前後の長楕円形で,5~15mmの糸状の柄の先に支持され,植物のような外観を呈し日本では古来うどんげと呼ばれ,ヨーロッパでもコケの子囊体とみなしていたという。ほとんどすべての幼虫(aphis lion)とヨツボシクサカゲロウChrysopa septenpunctataやクモンクサカゲロウC.formosaなど,ある種の成虫はアリマキ,カイガラムシ,キジラミ,ハダニなどを捕食する有力な天敵で,幼虫期のアリマキの捕食個体数は300~600におよび,アメリカやニュージーランドでは農作物の害虫防除に役だてられている。発育日数は夏季でおよそ卵期が4日,幼虫期は10日,繭期は15日である。…
※「aphislion」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」