世界大百科事典(旧版)内のApostasiaの言及
【ヤクシマラン】より
…日本のランの中でその花の形が最も原始的とされる地生ラン。九州の南部にわずかに分布する。根茎は短い。茎は高さ10cm以内。葉は5枚前後で,狭卵形,長さ2~3cm。7月ころ,茎頂に数花をつける。花は黄色,径1cm弱。萼片と花弁はほぼ同形で軽く反り返り,ほぼ放射相称で距はない。おしべとめしべは離生していて,他のラン科植物のように合生して蕊柱(ずいちゆう)をつくることはなく,柱状のめしべの下部で分かれた2個の稔性のあるおしべと1個の仮雄蕊がめしべを取り囲む。…
※「Apostasia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」