世界大百科事典(旧版)内のapostlespoonの言及
【スプーン】より
…ナイフ,フォーク,スプーンを食卓上に人数分だけ用意する様式は19世紀に入って一般化した。 スプーンには装飾をほどこしたものが多く,15~17世紀のイギリスでは,柄の先に十二使徒の像を彫った12本の〈使徒スプーンapostle spoon〉を,生まれた子どもの洗礼祝いとして名付け親が贈った。個人用のスプーンに名を彫った風習とも関係して,生命,健康の象徴とも考えられ,現在でも洗礼や結婚の祝い物とされることが多い。…
※「apostlespoon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」