世界大百科事典(旧版)内のAscodipterinaeの言及
【コウモリバエ】より
…この科はクモバエに近縁なグループと考えられているが,複眼の個眼の数が多いこと,よく発達した翅をもつこと,胸部や腹部が扁平でないことなど,多くの点でクモバエより一般的な双翅目の特徴をよく保持している。多くはコウモリに外部寄生するが,Ascodipterinae亜科に属するものの雌では,翅も脚も脱落したうじのような形でコウモリの皮下組織に入り込み,内部寄生者のような生活を行う。熱帯から亜熱帯にかけて分布し,その分布の境界は冬の10℃の等温線にほぼ一致するが,ヨーロッパや日本ではさらに数度低いところまで分布している。…
※「Ascodipterinae」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」