世界大百科事典(旧版)内のatractyloneの言及
【オケラ】より
…【小山 博滋】
[薬用]
漢方で蒼朮と呼ぶのは,中国産はA.lancea DC.およびその変種var.chinensis Kitamura,var.simplicifolia Kitamura,日本産はオケラの根茎である。精油を含み,中国産の主成分はアトラクチロディンatractylodin,日本産はセスキテルペン,アトラクチロンatractyloneである。健胃,整腸および水分代謝を調節する働きがあり,他の生薬と配合して,嘔吐,消化不良や下肢の浮腫に利尿薬として用いる。…
※「atractylone」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」