世界大百科事典(旧版)内のAzoPortiusの言及
【注釈学派】より
…イルネリウスを創始者とする注釈学派は,弟子の四博士quattuor doctoresの時代にかけて著しい興隆をみ,12世紀中葉にはヨーロッパ各地から約1万人の学生が留学していた。アゾAzo Portius(1150ころ‐1230ころ)とともに学問的頂点に達したが,13世紀中葉にそれまでの注釈を集大成したアックルシウスの作品《標準注釈》が出てその幕を閉じる。注釈以外の著作形式としては,〈勅法彙纂〉や〈法学提要〉の章題についての当該の章だけではなくすべての関連法素材を踏まえた総括的叙述である〈集成summae〉が重要である。…
※「AzoPortius」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」