世界大百科事典(旧版)内のBabylōnの言及
【カイロ】より
…
【歴史】
[フスタートの建設]
現在のカイロ付近には,古代には,南西のナイル川左岸の山寄りにメンフィスの町があり,北東にはヘリオポリスHeliopolisの町があった。その後メソポタミアからの移民によって,南部の東の山がナイル川に迫った要地にバビロンBabylōnの町ができ,やがてそこにローマ人が砦を築き,ビザンティン時代も支配の拠点となった。641年,エジプトに侵入したアラブ軍の将軍アムル・ブン・アルアースはビザンティン軍を破ってこの地を奪い,642年にエジプト総督のための軍営都市(ミスル)フスタートをここに設定した。…
※「Babylōn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」