世界大百科事典(旧版)内のBalto-Finnicの言及
【ウラル語族】より
…ウラル語族はまずフィン・ウゴル語派とサモエード諸語に大別される。さらにフィン・ウゴル語派は,バルト・フィン諸語Balto‐Finnic(フィンランド語,カレリア語,エストニア語,ボート語ほか)やモルドビン語,チェレミス語(マリ語),ボチャーク語(ウドムルト語),ジリャン語(コミ語)などを含むフィン語派Finnicと,ハンガリー語,ボグル語(マンシ語),オスチャーク語(ハンティ語)などを含むウゴル語派Ugrianに区分される(図)。これら言語の間には基本的語彙に厳密な音韻の対応が見られる。…
【エストニア語】より
…フィン・ウゴル語派系のフィン語派に属するバルト・フィン諸語Balto‐Finnicの一つで,バルト海に臨むエストニア共和国で話されており,言語人口は同共和国で96万余,旧ソ連全体で約103万(1989),アメリカ合衆国などにも相当数いる。北(タリン)と南(タルトゥ)の方言に分かれるが,その差は大きい。…
※「Balto-Finnic」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」