世界大百科事典(旧版)内のBaudot,A.deの言及
【ペレ】より
…パリのフランクリン街に建てた集合住宅(1903)は彼の設計,自身の会社の施工によるもので,初めて鉄筋コンクリートを全面的に用いた建物として知られる。彼の技術は,それまで構造家エンヌビックFrançois Hennebique(1842‐1921)や建築家ボドーAnatole de Baudot(1834‐1915)らが発展させてきたコンクリート構法を,機能性,経済性の側面から大規模に実用化したもので,20世紀の新しい建築の流れを方向づけた。建築活動は没年まで精力的に続けられ,主要作品にパリのシャンゼリゼ劇場(1913),パリ郊外ル・ランシーのノートル・ダム教会(1923),国立家具倉庫(1934),マルセイユ空港(1947)などがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」