世界大百科事典(旧版)内のBauersfeld,W.の言及
【プラネタリウム】より
…古くは機械的な太陽系運動儀のようなものもかなり数多く作られたが,現在では丸天井の内側に実際の星空と同様な諸天体を映し出す装置をもっぱらプラネタリウムと呼んでいる。これは1910年代の初めころ,ドイツのミュンヘンのドイツ博物館のミラーO.von Miller館長が,天体運行の原理を示す装置を作りたいと当時のハイデルベルク天文台長M.ウォルフと相談した結果,カール・ツァイス光学会社にその製作を依頼し,同社のバウエルスフェルトW.Bauersfeldらが開発完成したのがその初めであって,23年夏ツァイス社屋上の直径16mのドーム内で仮公開されて大好評を博した。当時の機械はイェーナ,あるいはミュンヘンで見られる星空を現すだけであったが,その後まもなく改良されて世界中のどの緯度の土地の星空も現すようになり,さらに各種の改良が加えられていった。…
※「Bauersfeld,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」