世界大百科事典(旧版)内のBesikovič,A.S.の言及
【フラクタル】より
…フラクタルという名は次に述べるハウスドルフ次元に関係してつけられている。すなわち,ハウスドルフF.HausdorffとベシコビッチA.S.Besikovičが1919年ころに発見したハウスドルフ次元というのは,上に述べた自己相似図形についてのみ説明してみれば,ふつうの次元,点は0次元,線は一次元,平面は二次元,立体は三次元というような位相的次元と異なって,非整数の次元も考えられるようにした別の次元なのである。先に線分は自己相似であるといったが,長方形も直方体も自己相似図形であって,それぞれN個の部分に等分すれば,相似比(部分/全体)は1/N,1/N1/2,1/N1/3である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」