世界大百科事典(旧版)内のBihorの言及
【カルパチ[山脈]】より
…南カルパチ山脈は結晶岩質で,ブチェジ,ファガラシュ,パルング,レテザトの四つの山群に分かれ,いずれも2500m級で氷河地形が残る。西カルパチ山脈の中心はビホルBihor山地とアプセニApuseni山地である。石灰岩が広く分布し,カルスト地形が発達する。…
【トランシルバニア】より
… 自然地誌的にみれば,それぞれ東,南,西カルパチ山脈と呼ばれるこれらの3山脈に囲まれた台形の地域は,南ロシアからドナウ平野を経てハンガリー大平原に連なるステップ状の地帯に対して,孤城の観を呈している。東および南カルパチ山脈には2000mをこす山が多く(最高は南カルパチ山脈のモルドベヤヌMoldoveanu山の2544m),これに比し西カルパチ山脈の山々は一般に低いが(最高はビホルBihor山の1849m),これらの山脈に抱かれたトランシルバニアはそれ自体一つの大きな盆地といってよい。しかもその内部には高原,丘陵,渓谷地帯や中心部のトランシルバニア平野があって変化に富んだ景観がひろがり,平野部はもちろん1300mぐらいの高地にまで集落が散在している。…
※「Bihor」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」