世界大百科事典(旧版)内のBoehm,T.の言及
【フルート】より
… その後特に半音階の音程をより正確にし,すべての音でトリルが可能なようにキーの数を増したり(モーツァルト時代には4鍵,19世紀には8鍵から十数鍵),歌口へいろいろのくふうが施された。これらの改良の過程でとくに重要な役割を果たしたのは,ドイツのフルート奏者であり楽器製作者・作曲家のベームTheobald Boehm(1794‐1881)で,現在の管弦楽団は彼が1847年に完成した〈ベーム式フルート〉を用いている。ベーム式はフィンガリング(指づかい)を合理化し楽にしたので,運動性能がよくなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」