世界大百科事典(旧版)内のBokassa,J.B.の言及
【中央アフリカ】より
…初代大統領に就任したダッコDavid Dackoは同年12月に野党を非合法化してブラック・アフリカ社会発展運動の一党体制を樹立し,親仏路線によって国家建設を推進しようと試みたが,経済はしだいに下降線をたどり,財政は破綻にした。こうした背景のもとで65年12月にゼネストが起こり政情が不安なものになると,ダッコのいとこにあたるボカサJean Bédel Bokassa大佐がクーデタを起こして政権を奪い,66年1月大統領に就任した。ボカサは対外的にはフランスとのあいだに対立と協調を繰り返したが,国内的には政敵や競争者を弾圧,粛清するなどしてしだいに独裁色を強めた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」