bokmål(その他表記)bokmal

世界大百科事典(旧版)内のbokmålの言及

【言語政策】より

…ところがこれとは別に西部農村地帯の方言に立脚したランスモールlandsmålが組み立てられ,両者の間に言語の内戦が繰り返されている。現在でも,それぞれボクモールbokmål,ニューノルスクnynorskと名称を改め,相互に正書法を補正しながら,階級闘争まがいの勢力争いを続けている。
[文字や語彙などの借用]
 文化的に〈優位〉の言語は〈劣位〉の言語にさまざまな影響を与えるが,そのひとつに文字の借用がある。…

【ノルウェー語】より

…他の一つは,ノルウェー語のデンマーク語からの解放を目ざすオーセンIvar Aasen(1813‐96)が提唱した,特に西ノルウェーの諸方言を基礎とした文語の創造であり,この文語はランスモールlandsmålと呼ばれた。このようにして,ノルウェーは上述の二つの公用語をもつことになるが,1929年にはこれら二つの文語にそれぞれボクモールbokmål(=〈本のことば〉),ニューノルスクnynorsk(=〈新ノルウェー語〉)の公式名称が与えられた。二つの公用語の統一を目ざした1907,17,38年のボクモールの正書法改正にもかかわらず,二つの文語の間の溝はいまだ埋められておらず,両者の間にはおもに次のような相違が存在する。…

※「bokmål」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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