世界大百科事典(旧版)内のBoussingault,J.B.J.D.の言及
【農学】より
… フランスにも農学研究者ともいうべき学者が,19世紀には現れていた。例えば,ブサンゴーJ.B.J.D.Boussingault(1802‐87)は植物の光合成の研究を行ったが,同時に,リービヒと同様,テーアの〈腐植質説〉を否定し,マメ科植物の窒素固定に関する研究も行った。生物の〈自然発生説〉を否定したL.パスツール(1822‐95)は,家蚕の病気研究で優れた業績を上げ,さらに《昆虫記》の著者J.H.ファーブル(1823‐1915)は生きた自然をそのまま把握,研究することの重要性を説いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」