世界大百科事典(旧版)内のBrodie,B.B.の言及
【精神薬理学】より
…ドイツのE.クレペリンは1883年に薬で精神病を起こそうと考え,9年後に薬物の心理的影響を観察した論文を発表した。その後,メスカリンの研究などが続いたが,1943年に(50/100万)gという微量で精神異常を誘発するLSDが,また52年に抗精神病薬であるレセルピンとクロルプロマジンが発見され,これらの作用の本体は脳内セロトニンであるという仮説がブロディB.B.Brodieらによって提案されたときに,科学としての精神薬理学が確立されたとみるべきである。向精神薬【小林 司】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」