世界大百科事典(旧版)内のBrunel,I.K.の言及
【グレート・イースタン号】より
…1858年イギリスで進水した画期的な大型船で,以後約50年間はこれより大きい船は出現しなかった。ブルネルIsambard Kingdom Brunel(1806‐59)の設計で,全長211m,幅25.2m,総トン数1万8915トン,推進装置として船体中央付近の両側に1対の外車,船尾にスクリュープロペラを装備しているほか,6本のマストには縦帆を主体とした帆装をもつ。維持費が高くつくなど商業的には失敗に終わり,大西洋海底ケーブルの敷設に利用されただけで88年解体された。…
【グレート・ブリテン号】より
…大型の商船としては初の鉄船でもある。ブルネルIsambard Kingdom Brunel(1806‐59)の設計により,1839年ブリストルの造船所で起工,43年完成。全長96.6m,幅15.5m,排水量3618トン。…
【ブルネル】より
…シールド工法は滞水層中の掘削を可能とするトンネル工法における画期的な発明であり,同工法により,25年にテムズ川底トンネルの建設が開始された。この工事には彼の一人息子で造船・土木技術者として活躍したIsambard Kingdom Brunel(1806‐59)も設計に参加した。テムズ川底トンネル工事は数度にわたる湧水や経済的な行詰りのために数年間中断されたものの,42年に完成,43年に供用が開始された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」