世界大百科事典(旧版)内のBubbleActの言及
【株式会社】より
…このような株式ブームの波に乗って,多数の泡沫会社が設立され,譲渡自由な株式が大量に発行された。イギリス議会は泡沫会社禁止法(Bubble Act,1720)を制定して,国王の特許状または議会の承認を得ていない会社が株式を発行することを禁止した。これによって多数の不法会社が消滅し,パリにおけるブームの崩壊と相まって,投機熱は急激に冷え込み,南海会社の株も20年末には120ポンドに暴落した。…
【南海泡沫事件】より
…逆に,事件の処理に手腕を振るったR.ウォルポールが,以後のイギリス政界を牛耳ることにもなる。議会も,事件後〈泡沫禁止法Bubble Act〉を可決して,特殊な例外を除いて株式会社の設立を禁じたために,以後のイギリスの経済発展に深刻な影響を与えた。なお,南海会社は50年に至って貿易活動を停止,イングランド銀行とともにもっぱら国債引受けのための会社として1856年まで存続した。…
※「BubbleAct」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」