Bulavin,K.A.(その他表記)BulavinKA

世界大百科事典(旧版)内のBulavin,K.A.の言及

【ロシア帝国】より

…彼らは農村共同体(ミール)の成員で,工場でもアルテリを組んで働いたが,世紀末にはウィッテの工業化政策で急成長した重工業の熟練労働者を中心に,完全な都市労働者の階層が生まれ,労働運動の性格もこれに伴って変化した。 農民運動と民族運動にも2世紀間に変化があり,前者は18世紀にはブラービンKondratii Afanas’evich Bulavin(1660ころ‐1708)の乱,プガチョフの乱にみられたように,モスクワ時代から続いた大量の農民逃亡とコサックの反乱との結びつきを特徴としたが,19世紀前半には農民反乱の件数は多いものの,大規模なものは少なく,農奴解放前後の農民運動の高揚も数年後には鎮静した。これは政府による国内治安の強化やコサック政策の成功によるところが大きく,帝政末期にはコサックは逆に革命鎮圧の先兵となった。…

※「Bulavin,K.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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