世界大百科事典(旧版)内のBuschetusの言及
【ピサ大聖堂】より
…付属して,〈ピサの斜塔〉の名で知られる鐘楼,洗礼堂,墓地カンポサント(聖なる土地の意)をそなえる。大聖堂はパレルモ沖海戦の勝利を記念して1064年ギリシア人ブスケトゥスBuschetus(生没年不詳)の設計により起工,1118年に献堂され,12世紀末にライナルドゥスRaynaldus(生没年不詳)が西側部分を延長してドームを架し,13世紀にファサードが完成して竣工した。身廊5廊,翼廊(トランセプト)3廊からなるラテン十字プランをもち,交差部を楕円プランの尖頭形単殻ドーム,身廊を木造天井,側廊を石造ボールトでおおう。…
※「Buschetus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」