Busnois,A.(英語表記)BusnoisA

世界大百科事典(旧版)内のBusnois,A.の言及

【ブルゴーニュ楽派】より

…1420年代の後半からディジョンの宮廷礼拝堂聖歌隊員となったバンショアは,モテットや宮廷風恋愛歌に多くの傑作を残したし,属領であった北フランスのカンブレーでは,イギリスのダンスタブルやイタリア音楽の影響を受けたデュファイが,宗教曲や世俗曲で新鮮な響きを生み出していた。これら二大作曲家のほかには,フォンテーヌPierre Fontaine(14世紀末~1450ころ),カンブレーの楽長リベールReginaldus Libert(生没年不詳),フランドル出身のランタンLantins一族,エーヌ・ファン・ギゼゲムHayne van Ghizeghem(生没年不詳),ビュノアAntoine Busnois(1430ころ‐92)らの名を挙げることができる。彼らの音楽は,抒情的な主旋律,充実した和音,典雅な情趣を特徴とするが,宗教的作品よりも世俗的恋愛歌にその本領が発揮されている。…

※「Busnois,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android