世界大百科事典(旧版)内のBuzzard,A.の言及
【核戦略】より
…この戦略では,戦略核兵器と戦術核兵器を区別し,戦略核を対ソ報復力として保持しながら,戦術核の局地的な核使用を段階的に行うことを考えた。ソ連の核戦力が増強され,相互抑止の状況が生まれた1957年,イギリスのアンソニー・バザード卿Sir Anthony Buzzardやアメリカのキッシンジャー(のちニクソン政権の国務長官)などによって提唱された。柔軟反応戦略flexible response strategyケネディ政権が1961年に採用した戦略で,ゲリラ戦争から限定的核戦争,全面的核戦争にいたるまで,あらゆる段階の戦争に対処する能力を保有し,それによって戦争を抑止しようというもの。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」