世界大百科事典(旧版)内のCôtedeChampagneの言及
【シャンパーニュ】より
…パリをかなめとする扇のような,同心円状の三つの地帯からなり,内側は〈イル・ド・フランスの急崖〉の丘陵地帯,中央部は〈乾燥(不毛な)シャンパーニュChampagne sèche(pouilleuse)〉の台地,外側は〈湿潤シャンパーニュChampagne humide〉の低地である。この地方はケスタ地形をなしているため,乾燥シャンパーニュと湿潤シャンパーニュの間には,〈シャンパーニュの急崖Côte de Champagne〉があり,湿潤シャンパーニュの外側では,ロレーヌの側を〈ムーズの急崖〉,ブルゴーニュの側を〈バールの急崖〉が切っている。 〈イル・ド・フランスの急崖〉の稜線は森林でおおわれ,急崖に露頭をみせる粘土層に湧水線があり,水はけのよい山麓には有名なシャンパンの原料ともなる〈白の中の白(ブラン・ド・ブラン)〉ブドウ酒の産地が広がっている。…
※「CôtedeChampagne」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」