世界大百科事典(旧版)内のCagniarddelaTour,C.の言及
【臨界状態】より
…この温度,圧力における物質の状態(あるいは,より広い意味ではその付近の状態)が臨界状態であり,臨界状態が生ずる点を臨界点と呼ぶ。 臨界状態そのものは,1822年にフランスのカニャール・ド・ラ・トゥールCharles Cagniard de la Tour(1777‐1859)が発見したことになっているが,その意味が明らかになったのは,人工的な加圧液化の方法が確立された後である。加圧液化の方法は,19世紀の初めころ,M.ファラデーらの努力によって発見され,塩素,炭酸ガス,硫化水素,シアンガス,アンモニアなどが次々に液化された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」