世界大百科事典(旧版)内のCalas,J.の言及
【カラス事件】より
…フランスでおきた異端迫害の冤罪事件。1762年3月9日,トゥールーズ高等法院は,同市フィラチエ街の衣料店主カラスJean Calas(1698‐1762)に死刑を宣告した。プロテスタントの彼が,カトリックに改宗しようとした長男マルクを絞殺した(1761年10月13日夜)というのである。62年2月19日にはプロテスタント牧師ロシェット,グルニエ3兄弟が処刑されている。カトリック側の不寛容の狂信による迫害である。…
※「Calas,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」