世界大百科事典(旧版)内のCarpentellesの言及
【アオカビ(青黴)】より
…ペニシリンその他の抗生物質を生産する菌としてP.notatumおよびP.chrysogenumが,またチーズの熟成にP.roquefortiやP.camembertiが役だっており,酵素剤の製造など工業的にも利用されている。大部分は無性生殖が主体であるが,有性生殖時代の発見された種類も多く,この場合,TalaromycesやCarpentellesといった別の属名で,子囊菌類の不整子囊菌類コウジカビ科にふくめることが多い。アオカビ属には200種近い種類が発見されており,森林土壌にはとくに多くみられ,温暖帯から寒帯にかけて世界中に分布している。…
※「Carpentelles」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」