世界大百科事典(旧版)内のcellcultureの言及
【培養】より
…初期に開発された懸滴培養法と時計皿培養法とが,それぞれ改良を加えられ,前者はもっぱら神経系の培養などの限られた範囲で用いられるのみだが,後者は広く使用されている。組織や器官を構成する細胞,あるいは組織培養の初代培養細胞を,トリプシンなどによる酵素処理,物理的処理,または化学的処理によって,ばらばらに解離し,細菌や原生動物のような状態で培養するのが細胞培養cell cultureである。組織や器官の構造は失われ,細胞は生体から独立した生き物として,互いに遊離した状態で分裂して増殖を続ける。…
※「cellculture」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」