世界大百科事典(旧版)内のCephalocereussenilisの言及
【サボテン】より
…まず,この仲間には最大のサボテンで西部劇でなじみの深いベンケイチュウ(弁慶柱)Carnegiea gigantea (Eng.) Br.et R.(英名saguaro,最高記録26.1m,果実は食用になる(イラスト))のほか,大型種としてメキシコのレマイレオケレウス属Lemaireocereus,パキケレウス属Pachycereus,中南米のケレウス属Cereus(キメンカク(鬼面角)C.peruvianus Mill.が代表的なもので,その園芸品種である岩石柱(イラスト)は日本においても暖地の露地で栽培されている),ペルーのネオライモンディア属Neoraimondiaなどがある。メキシコのオキナマル(翁丸)Cephalocereus senilis (Haw.) Pfeiff.(イラスト)や南アメリカのオイラク(老楽)Espostoa lanata Br.et R.は白毛が密生し,毛柱類(けばしらるい)の名がある。一方,木や岩に着生する森林着生サボテン類には,夜咲群に3稜ではうサンカクチュウ(三角柱)Hylocereus guatemalensis (Eichl.) Br.et R.,白い花が直径30cmを超すヨルノジョオウ(夜の女王)Selenicereus pteranthus (Lk.et O.) Br.et R.,茎が扁平の月下美人(イラスト),昼咲群にはクジャクサボテンEpiphyllum(イラスト)やシャコバサボテン(イラスト),紐状に垂れるキンヒモ(金紐)Aporocactus flagelliformis (L.) Lem.がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」