世界大百科事典(旧版)内のChéret,J.の言及
【ポスター】より
…このような技術的進歩を背景にポスター芸術がフランスで誕生するのである。
[近代のポスター芸術]
フランスの画家シェレJules Chéret(1836‐1932)は現代ポスターの父といわれる。彼は目のくらむような色彩効果を発揮し,ポスターが芸術的実験を試みることができるメディアであることを示した。…
【リトグラフ】より
…大衆的に成功したのはファンタン・ラトゥールのみであった。 こうした石版の沈滞を打破したのは,80年代末のシェレJules Chéret(1836‐1931)による大型の色刷ポスターである。石版の色刷りは1836年にエンゲルマンGodefroi Engelmann(1788‐1839)が開発したクロモリトグラフィーchromolithographyがあったが,これは三原色を刷り重ねる技法で色彩が濁りがちであり,もっぱら職人による絵画の複製手段であった。…
※「Chéret,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」